凹み(窪み・くぼみ)が深いまな板をご依頼の方へ

〜 完成予想厚みを知る方法をご紹介します 〜 

まず定規を下の写真のようにまな板に当ててみて下さい

凹みの深いまな板は両面の削り直しをするため相当薄い仕上がりになります。

お手持ちのまな板が、削るとどのくらい薄くなるかを前もって測る方法をご案内いたします。

 

厚みが現状28mm 

上記のまな板は、過去のご依頼の中で一番凹みが深かった例です

スポンジやすり(まな板削りという商品)や亀の子たわしを使い続けると中央部だけ凹んできてしまいます。

 

定規を2個使い、下記のように両面を測ってみてください 

表面 裏面

表面の凹み12mm →定規を2つ使ってこのように測ります。 

定規が1つしかない場合は、サランラップ等を横に渡してお使い下さい

裏面の凹み約7mm →反対の面も同じように測ります。 

 

このまな板の場合、表と裏の凹みの合計が19mmもありました。 これを現状厚みから引き算してみると、 

28mm - 12mm - 7mm - 数mm(最深部を綺麗にするためにさらに削る)=完成厚みが約8mm!

 

→ この完成予想厚みが10mm未満の場合は削り直し不可です!

 


それでも、どうしても削って欲しいという方へ

 

 

もともと28mmの厚みがありましたが、凹みが深かったため完成時は薄っぺらです。

強度に問題がありますが、ぺらぺらに薄くなってもよければ削ります。 完成後に板の反りも出やすいです。

尚、10ミリ以下になると削り直し中に割れてしまうこともありますのでこの点もご了解の上ご依頼下さい。

 

 

当工房では、実際には”外パス”という特殊な器具を使いこのように測定しています

   

 

凹みがほとんどないまな板なら、板の厚みはあまり変わらずに削り直すことが出来ます。

完成まな板の厚みは、現在の凹み・くぼみ具合(両面)に大きく左右されます。

もともと厚みが3cmほどあって、凹みがない時点で早めに削り直しに何度も出していれば、

このまな板は少なくとも5〜6回は綺麗に生まれ変われるはずでした。

 

 

尚、市販で売られている”まな板けずり”というスポンジやすり商品を使い続けると中央だけ凹んできてしまいます。
亀の子タワシも同様に硬すぎるのでどんどん木の表面を削り取って凹んできてしまいます。

  

 

ちなみに我が家で使う青森ひばのまな板は5回削っていますが、厚みはまだ2cm以上あります!

凹んだまま使い続けると、どんどん凹んだ部分を掘っていってしまい、結局まな板を無駄にしてしまいます。

厚みが3cmあっても凹みが深いと1回しか削れないなんていうことも良くあります。

 

☆★ 是非とも!凹みが少ない時点で、お早めにご依頼下さいませ ★☆

 

 


 

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